入門式

入門式は、入門した人が修行の決意や心構えを確認し、自分自身に誓うための儀式です。また入門式は入門者を仲間として迎え、絆を結ぶ手始の儀式でもあります。

新春法会

新しい年の始まりは、多くの拳士にとって、過去の自分の姿と、これからの自分の姿を改めて見つめなおす機会となります。

金剛禅総本山少林寺においても、年の始まりには新春法会と呼ばれる行事を通じて、門信徒が集いあい、新しい年を祝うとともに、一同で教典唱和し、心新たにして一年の第一歩を踏み出します。

開祖忌法要

 5月12日は開祖忌です。宗道臣・初代師家(開祖)を偲び、その偉業を称えて感謝すると共に、この道に精進することを改めて心に誓う日です。当道院でも香を献じて開祖を偲び、法要を執り行います。

宗道臣デー月間

「宗道臣デー」とは、少林寺拳法創始者宗道臣の志を様々な形で実践する全国的な社会活動です。宗道臣の命日が5月12日ということから、毎年5月の1カ月間を「宗道臣デー(月間)」(2009年までは“開祖デー”と呼称)として、全国の拳士や保護者、関係者たちも一緒になって全国各地でそれぞれ活動しています。また、「宗道臣デー」以外にも各地で社会貢献活動等が行われています。東京蒲田道院では毎年「ベルマーク収集」や日頃、修練場所をお借りしている施設の清掃活動などさまざまな取り組みをおこなっております。

達磨祭

達磨大師は、いまからおよそ1500年前に、インドから中国河南省の嵩山少林寺に渡り、釈尊の正しい教えと、その行法(座禅行・易筋行=拳法)を伝えたという人物で、金剛禅総本山少林寺の本尊でもあります。
達磨祭は、その祖師達磨大師の命日(10月5日)の前後に、達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲んで法要を行うと共に、拳士一人ひとりがいっそう拳禅一如の修行に精進し、「達磨の子」として七転び八起き、不撓不屈の精神と本当の強さとやさしさを身につけることを互いに誓い合う行事です。

僧階授与式

金剛禅には僧階という僧侶(布教者)としての階級があり、金剛禅師家より補任(任命されること)されます。

金剛禅総本山少林寺では少林寺拳法を単なる武道やスポーツと考えておりません。釈尊にはじまり達磨大師が伝えた仏教の教えをとおして、金剛禅運動(自己の可能性を信じ、仲間ととにダーマ信仰を確立し、老若男女を問わず、広く地域と密着したコミュニティを有し、人々の生活や将来に役立つ実践活動を推進し、皆の喜びを自分の喜びとして感じられる人の輪(和)を広げる運動)をすすめることを大切にしています。
僧階は金剛禅運動を推進するうえで無くてはならないものです。